探索·撮影記 2017年4月


4月28日
クロアゲハ
 ようやくクロアゲハが谷筋に吸水に現れた。この時期、羽化後まもないのが降りてくることが多く、たいてい、それらは、人が通っても、いったん飛び上がるものの、また元の位置付近に降り、1時間以上の長い間吸水する。しかしながら、今日のは、翅に小さなきずがあるし、2、3べん人が通ったら、飛んでどこかへ消えてしまった。

クロアゲハ ♂
 
クロアゲハ ♂
 

4月27日
シルビアシジミ
 春のシルビアシジミを と出かけた。昨年秋見つけた場所でそこそこ見られ、そこから数キロ離れた2か所目でもわずかな陽射しがさすと1匹現れた。いずれの場所もミヤコグサが咲いていて吸蜜するものもいた。

シルビアシジミ ♂
 
シルビアシジミ ♂
 
シルビアシジミ ♀ ミヤコグサで吸蜜
 
シルビアシジミ ♂ 2か所目にて
 

4月25日
コミスジ
 黒系アゲハを待つ。非常に暖かかった昨年4/24にはミヤマカラスアゲハも出ていたのだが、今年は市街地にある神社でクロアゲハを見ただけ。今日も待てど暮らせど出てこなかった。かわりにコミスジ今年初見。

コミスジ
 
コツバメ
 
トラフシジミ
 
トラフシジミ 開翅したけど遠い
 

4月23日
トラフシジミ
 よく晴れた一日。朝方の気温は少し低く、日中はすごしやすかった。この時期、毎年黒系アゲハが現れるのを待つ、いつもの場所ですごす。しかし、まったく現れなかった。今年の気温は平年なみに推移しているので、格別暑かった昨年に比べるとチョウ達の出は遅れている。
 10時になり、ようやくトラフシジミが現れた。本年初である。昨年この場所での初見日は20日であるし、別のもっと寒いであろう所では、さらに早い9日に撮影している。

トラフシジミ 春型
 
トラフシジミ
 

4月22日
ジャコウアゲハ
 昨日見つけた、羽化しそうなジャコウアゲハの蛹。その羽化の様子を撮ろうと早朝5時に現地着。しかしながら、すでに羽化し、蛹ぬけがらのそばに完全に翅をのばしたメスが普通にとまっていた。まだ、薄暗く、しかも寒いぐらい。羽化開始から翅がのびきるまで10分としても、羽化開始はほとんど真っ暗な時と思われる。あるいは、昨日夕方にでも羽化したか?

ジャコウアゲハ ♀ 羽化直
 
ジャコウアゲハ ♀ 羽化直
 

4月21日
ジャコウアゲハ
 例によって、8時すぎに自転車で。そろそろジャコウアゲハのメスも羽化してるんでないかと。まだのようであった。オスが2匹、羽化していた。蛹の一つが少し黒化していた。明日早朝羽化するのかもしれない。

ジャコウアゲハ ♂ 羽化直
 
ジャコウアゲハ 蛹 昨日までより黒化している
 

4月20日
ヤマトシジミ、ヒメウラナミジャノメ
 一日中いい天気の予報のはずが、ほとんど薄雲りの一日。そんな中、地元をあちこち。やっとヤマトシジミを撮影。ジャコウアゲハは羽化個体がまた1匹。そのまわりを昨日以前に羽化したのが数匹飛んでいた。ツマキチョウも撮りやすくなってきた。ヒメウラナミジャノメ、一瞬姿をみる。

ジャコウアゲハ ♂ 羽化直
 
ツバメシジミ ♀
 
ヤマトシジミ
 
ヒメウラナミジャノメ
 

4月18日
ツバメシジミ、ジャコウアゲハ
 よく降った雨もあがり、曇りの天気の中、ジャコウアゲハの蛹がたくさんある所へ。朝早く行けば羽化直に会えるかなと思っていたが、出遅れ、9時前に現地着。蛹を4っつほど見るが、羽化してない。ふと横を見ると、3mぐらい先の草にジャコウアゲハがとまっているのを発見。今朝羽化したものに間違いなく、近づいても逃げない。ひとしきり撮影したが、他におらず、少し移動。
 陽射しない中、ツバメシジミが下草にじっととまっているのを見つけ撮影。本年初。昼ごろになりモンシロチョウに交じりツマキチョウ現れ、今日は止まる回数多い。メスも現れ、中には産卵するものもいた。

ジャコウアゲハ ♂
 
ジャコウアゲハ ♂
 
ツバメシジミ ♂
 
アゲハ
 
ツマキチョウ ♂
 
ツマキチョウ ♀
 

4月16日
ツマキチョウ
 昼には上着を脱がざるを得なかった暑い日。朝方アゲハ登場。そのうちツマキチョウも現れる。とまらない。しばし、とまらないか待つが、あっち行って、しばらくして戻って、通り過ぎの連続。こりゃあかんとあきらめて移動。移動先、真新しいことなく戻る。待つこと1時間。疲れたのかやっとちょっとだけカラシナにとまった。

サクラが風で散る 花吹雪
 
アゲハ
 
ツマキチョウ ♂
 
ツマキチョウ ♂
 

4月14日
スギタニルリシジミ
 このところ順調に気温が推移していることから、もういるだろうと出かけた。現地到着後しばらくして、ちらちら上方を飛ぶのが見えるものの、なかなか下に降りてこない。10時半を過ぎたころから下に降りてくるようになり、無事撮影できた。数は昨年撮影した4/12の時に比べると半分ぐらいだったか。昨年のように開翅せず、開翅画像はない。

スジグロシロチョウ
 
スギタニルリシジミ
 
スギタニルリシジミ
 
スギタニルリシジミ
 
スギタニルリシジミ
 
スギタニルリシジミ
 

4月13日
ミヤマセセリ
 メスはまだとしてもオスはもう出てるだろうと出かけた。ところがいろいろ探しても、テングチョウを数匹見かけただけ。他のチョウは皆無の状態。現地到着後しばらくして陽射しが長続きしないようになった、そのせいかとも思いながら、4時間過ぎる。
 もう帰るかと、近くをもう一度探すと、真っ黒の小さな塊が飛び地上に降りる。ついに出たかと撮影。ミヤマセセリ本年初撮り。結局その1匹のみ。

シャガ
 
キタキチョウ コバノミツバツツジで吸蜜
 
ミヤマセセリ ♂
 
ミヤマセセリ ♂
 

4月10日
結局ギフチョウ ・・・・青春18きっぷ 残りの1回
 当日早朝、天気予報から、陽射しがなんとか昼頃までありそうな北へ行こうと判断。選択肢のほとんどない私は、ならばこの間のギフチョウ、数も増え、いろいろなシーンが撮影できるかな、と思い、前回と同じ所へということで今度は始発で出発。乗り継ぎを繰り返し、最後は新学期になり学生の多い電車。目的駅で降りたのは私ただ一人。
 現地に到着しても私一人。カタクリは皆すぼんでいる。少し寒い。救いはやわらかい陽射し。蝶は見えない。そのうち出てくるだろうと待つと、40分後アカタテハ現れた。ずっと地上の石上にとまり日向ぼっこ。その15分後ようやくギフチョウ現れ、地上の枯れ草の上にとまる。これを機にどんどん現れ、途絶えることほとんどなく、複数いたり、飛んでる状態に。カタクリでの吸蜜も方々で。撮影者もそのうちご夫婦2組など、徐々に増え、昼までに私を含め、8人。
 その一帯、カタクリがほとんどで、ヤマエンゴサク、キクザキイチゲなどほかの野草花は周辺にわずか咲いていた。残念ながら、キクザキイチゲでの吸蜜はほんの一瞬で撮れなかったが、ヤマエンゴサク、オオイヌフグリでの吸蜜が撮れた。
 陽射しは昼前まで続く。陽射しが弱まってもギフチョウ消えず、数が減ったぐらいであった。帰り際には普通の桜(おそらくソメイヨシノ)での吸蜜も撮れた。でもちょっと高い位置。
 現地に約5時間いて、帰宅したのは、16時半。琵琶湖の周りをを鉄道にて一周したことにもなる。これにて青春18きっぷ消化完。

朝日 東海道本線より
 
比叡山 東海道本線より
 
比良山系 東海道本線より
 
伊吹山 北陸本線より
 
余呉湖 北陸本線より
 
敦賀市と敦賀湾 北陸本線より(帰路)
 
北陸本線と分れ湖西線へ 湖西線より(帰路)
 
奥琵琶湖 湖西線より(帰路)
 
びわ湖大橋 湖西線より(帰路)
 
ギフチョウ ♀? 9時18分 最初に登場
 
ギフチョウ ♂? カタクリにて吸蜜
 
ギフチョウ ヤマエンゴサクにて吸蜜
 
ギフチョウ ヤマエンゴサクにて吸蜜
 
ギフチョウ カタクリにて吸蜜
 
ギフチョウ カタクリにて吸蜜
 
ギフチョウ キクザキイチゲで休憩 吸蜜してない
 
ギフチョウ オオイヌフグリにて吸蜜
 
ギフチョウ 翅を前後に大きく開いてる
 
ギフチョウ カタクリにて吸蜜
 
ギフチョウ サクラにて吸蜜
 

4月8日
青春18きっぷ
 4/4のギフチョウ撮りやそれ以前のお出かけに青春18きっぷを使用したが、残りがまだ1回分ある。¥11,850で5回(人)だから、2,370円分に相当する。片道 1,185円以上の所へ行けば得するわけだ。無論、今まで 20,960円分乗ってるので十分元はとれているが、成果はギフチョウのみ。
 と思っても天気いい日が来ない。有効期限は4/10まで。さてどうするか?・・・・

ショウジョウバカマ 4/4撮影分より
 
ギフチョウ 4/4撮影分より
 

4月4日
ギフチョウ
 4/3の項目通り決行。電車は、山おば(あ)さん/おじ(い)さんたちでいっぱい。カタクリという単語も聞こえる。私の行先駅でいっぱい降りたらどうしようと思ったが、駅で降りたのは私と連れとギフチョウとは関係ないもう一人の3人のみ。あの人たちはどこの山歩きをするんだろう?
 現地に到着すると先にお二方が来られており、「どうですか?」と尋ねると「いますよ、1匹だけ」とのことで、すぐ前に撮影されたとのこと。カタクリは去年のブログ情報からの想像より見事に少なく、さらに咲いてるのはほんのわずか。陽射しが強まるのを待つと、1匹現れ、地面にとまる。3人して撮影。すぐ消える。その次現れた時、カタクリにとまり吸蜜。また3人集まって撮影。その後も同じ個体と思えるのが現れるも、吸蜜せず地面にとまるのみ。
 そのあと少し尾根筋を上る。登っているとき、降りてるときそこそこ現れた。最低でも7匹ぐらいだったろうか。残念ながら花が極端に少なく下にとまるのがほとんど。
 ということで、カタクリ以外での吸蜜シーンは撮れなかったが、そこそこの数のギフチョウを撮影できよかった。

ギフチョウ
 
ギフチョウ
 
ギフチョウ 尾根筋にて
 
ギフチョウ 尾根筋にて
 
尾根筋より
 
雪山が遠くに
 

4月3日
ギフチョウ予想 グラフ 4月13日 更新
 「My Favorite Butterflies of JAPAN」のkenkenさんにならって、2/1からの積算温度を2013年から今年2017年までをグラフにし、いろんなブログの中での そこそこ見られた一番早い撮影日をプロットしてみた。いつ行けばいいか占うためである。当初4/5狙いであったが、お天気の具合と相談し、4/4決行とした。
 今年2017年は、3/30日あたりから発生領域と思えるところに入っていたが、4/1時点でまだということで、気をもんでいたが、4/2に「徒然なるままに」のさっちゃん♪ さんから撮影報告があった。
 2017ギフチョウ始まった。我が地元近くはいつ?
                                                     kenken さん、さっちゃん♪ さん 勝手にリンク貼らせていただきました。お許しください。
修正:さっちゃん♪ さんの撮影地は“市内”とのこと。私の目的地は市ではないので2017年4/2撮影→4/4に変更した。

観測所番号57206での積算気温 〜気象庁データより作成
 

4月2日
ルリシジミ
 朝から快晴の一日、何日ぶりだろうか。ルリシジミ初見。昼前はいなかったところにも昼過ぎには3、4匹現れた。

ルリシジミ ♂
 
ルリシジミ ♂
 

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